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住宅ローンの返済が困難で任意売却を行った事例

2023/09/25更新

任意売却の相談事例

男性・ 40歳代

・自営業

相談内容

相談者様は、男手一人でお子様3人を育てていました。以前は問題なく住宅ローンの返済もできていましたが、3年前に奥様が亡くなってしまい、そのあたりから返済が滞るようになっていきました。また、一番上のお子様が高校に進学することで教育費の負担も徐々に大きくなっていきました。住宅ローンは約1,200万円ほど残っており、滞納期間はすでに6か月になっていました。また、住宅ローンの滞納だけでなく、別でも借金が100万円ほどある状況でした。
弁護士 鵜飼 大

弁護士の対応

周辺の物件の相場に鑑みると、任意売却による売却価格はおおよそ1,000万円程度と想定されましたので、オーバーローン(住宅ローンの残債務額>売却価格)となることが予想されました。そして、相談者様の状況を考えると売却以外の方法を選択することは困難でしたので、相談者様にはオーバーローンで任意売却する場合の手続の流れ及びリスクについてご説明しました。また、任意売却ができても住宅ローンが残ってしまうので、債務整理(任意整理、破産、個人再生等)についてもご説明しました。その後、住宅ローンの抵当権者である銀行から任意売却の同意を取付け、仲介不動産会社に依頼し任意売却を進めたところ、直ぐに買い手が見つかりました。住宅ローンの債権者である銀行も売却に同意したため、任意売却をすることができました。残った住宅ローン及び借金につきましては自己破産をすることで、相談者様も再起を図ることができました。

任意売却で解決したポイント

団体信用生命保険(団信)に加入していれば、住宅ローンの契約者が死亡等した場合に住宅ローンの残債務は0円となります。しかし、住宅ローンの契約者ではない方(今回のケースでは相談者様の奥様)が死亡等された場合には、団信は適用されないので、住宅ローンが残り、支払が非常に難しくなってしまうことがあります。そのような場合は、オーバーローンでも自宅を任意売却して債務を減らすという選択肢も考えられます。また、オーバーローンの場合は、その後に自己破産を含めた債務整理を行う必要がありますので、債務整理まで見越した解決策を提示できる弁護士にお早めにご相談下さい。

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