離婚調停時に立会い、あくまでも中立の立場で双方の意見を聞き、助言や相手方の説得等を行なう人です。離婚調停の際には、原則として男性1女性1、計2名の調停委員が立ち会います。その多くは、調停委員としての勉強はしているものの法律に関しては素人です。普段は別に仕事をしている場合が殆どで、年齢層は高めです。
基本的に、離婚調停は交代しながら進行する為、当事者の話を調停委員が交代で聞き、その聞いたことを相手側へ伝えることになるのです。相手に伝えたくない内容に関しては、その旨を調停委員へ打ち明けることで、話さずに居てくれます。調停委員が担っている役割は、双方の主張を聞いて相手側へ伝え、意見の調整を図ることなのです。
調停委員も人間である為、じっくりと話を聞いてくれる人から自分の意見を押し付けてくる様な人まで様々です。故に、調停に影響が出たり、当たり外れがある、不満を持つ割合が多いと言うのが調停委員の実態なのです。