精神的DVとは、心ない言動によって対象の人の人格や行動を否定したり、自尊心を踏みにじる行動をとるなど、ストレスの溜まる行為を行うことによる精神的虐待です。
大声で怒鳴ったり、人前であからさまに馬鹿にしたり、無視を続けるなどといった行為も精神的DVにあたります。また、過干渉することによって相手にストレスがかかる場合もこれに当てはまることがあります。
精神的DVを行った結果、PTSD(外傷後ストレス障害)にかかるなどの重度の精神障害に至ると、刑法上の傷害・暴行とみなされ、刑法上の罪に問われる場合もあります。
身体的DVと同時に行われるケースや、精神的DVのみが行われるケースがあり、後者は目に見える外傷などが無いため、周りの人が気づきにくい特徴があり、大変厄介な虐待の一つです。